ティンカーベルの粉

日常の中に非日常を取り入れ楽しむためのブログ

天才とは心・技・体である

今まで振り返ると誰かの熱狂的なファンになるとか、ずっと好きで居続けるものがあまりなかったようだ。

どちらかといえば、嫌いなものの方がその理由を明確に表すことができる。

憧れに似た感情なら抱くことはあるんだけれど。

例えば好きな歌手がいたとして、ライブに行ってキャーキャー騒ぐような感情ではなく、家でYoutubeでも観ながら、ひっそりと感動に浸っているような感じだ。

技巧を凝らした素晴らしい歌声よりは、心から湧き出す叫びの方が感動する。

だから天才と呼ばれる人が好きなんだ。

天才は、心と技と体が矛盾なく、一体化している。

技を磨いた秀才はたくさんいるけれど、そこに心が加わると、ただただ感動する。

無駄なものが一切なく調和が取れている。

ここの域に到達するのは、とても難しい。

モーツァルトの音楽には無駄がなく、空気のように存在しているリズムに音をつけて音楽にしているような感覚だ。

シャネルのブランドは、ココ・シャネルの生き様、思想からできた産物であり、真似しようと思ってもできない。魂が生き続けているような感覚だ。

人は皆いずれ死んでいくけれど、魂は生き続けるということは、天才がなせる偉業なのだと思う。

ゲーテブルース・リー黒澤明、ココ・シャネル、スティーブ・ジョブズ etc...

彼らには憧れに似た感情を持ち続けていくだろう。